2014年10月2日木曜日

回顧録「シナリオを書いて最初の1年」

初めて書いたシナリオは
結局、最終選考どまりで入賞できませんでしたが、
僕には大きな自信になりました。

過信と言ってもいいかもしれません。

「何も知らないで書いて最終選考なんだから、
ちょっと頑張ったら、すぐ入賞できるな。(ちょろいぜ)」

仕事そっちのけで
シナリオを書いてはコンクールに出しました。
そのうち、会社を辞めて、
本格的にスクールに通うことにしました。

「こちとら最終選考だぜ」

もちろん、真面目に授業なんか受けません。
覚えるべきことだけ覚えた後は、
授業そっちのけでこコンクール向けのシナリオを書き続けていました。


なんて鼻持ちならないヤツ!

くだらない自意識に振り回されて、
周囲とディスコミュニケーションに陥る。
これは僕の人生全般に当てはまることです。
そして、その都度、痛い目に合っています。

今回も同じようなことが起こりました。

「すぐにデビューできるだろ」

安易に考える僕をあざ笑うように、
出せども出せども、結果が出ません。
最終選考どころか、一次選考さえ通らない始末。

「あれ……なんか思ってたのと違う」

そこで初めて、スクールの授業をちゃんと聞いて、
クラスメイトが書いたものを目に通すようになりました。
毎度のことですが、つまらないエゴのせいで、いつも遠回りしています(汗)。

…自分に何が足りないのか…どこがダメなのか
客観的な視点を求めて、
自分が書いたシナリオを
他の人に見せるようになったのもこの頃です。
既に学校に入って、もう1年が過ぎようとしていました。


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