NHKドラマ「徒歩7分」で魅せられ、
すっかりはまってしまった前田司郎さん。
立ち寄った本屋で最新作の小説
『ジ・エクストリーム・スキヤキ』を見つけたので
先日、ハワイに出かける際に
飛行機で暇だろうからと購入しました。
簡単なあらすじを説明するとい
「男女4人がスキヤキする」という話です。
それだけ?
それだけです。
思うんですが、前田さんの作品はいつも「それだけ」です。
それだけなのに、面白いんです。
だから、すごいんです。
<簡単な流れ>
会社を辞めた無職の男が
大学時代の友人を10何年か振りに訪ねる。
ちなみにそいつは、未だにフリーター。
偶然目にした店頭の「スキヤキ専用鍋」に魅せられた男は
よく分かんないけど「みんなでスキヤキやろう」と言い出す。
で、2人だけじゃあれなんで、ということで
大学時代の元恋人に声をかけ、
更にその後輩の小悪魔的女子が加わる。
ぼろい車に乗った4人は、あてもなくドライブする。
読み進めていくと、
「大学時代の共通の友人が死んで
それをきっかけに疎遠になった」
ということが分かってくるのですが、
例によって、そいつが何で死んだかは明かされません。
死ぬまでに複雑な人間関係があった(誰と誰が好き同士で、誰と誰が付き合ってたとか)
ようなのですが、それも明らかにはされません。
それだけじゃありません。
・主人公が、何で会社辞めたのか
・その友人が、何でフリーターを続けてるのか
・女が、何で10年ぶりの元彼の誘いにのってきたのか
・小悪魔女子が、何で見知らぬ無職とフリーターの、さえない男達とのドライブにのってきたのか
なーんにも明らかにされません。
みんな孤独で、腹の底に何か抱えてるんですが、
それが何なのか明かされません。
前田さん。相変わらずです。
私達の前に提示されるのは「孤独の上澄み」だけです。
そんな4人が、ラストシーンでね。
ぼろい旅館の一室で、スキヤキをするんです。
こそこそ、隠れて。
「おー」なんて感じで。ちょっと盛り上がったりして。
それが微笑ましくて、また、切ないのです。
そこには、昔、親しかった友人と久しぶりに再会した時の
あの「空気感」が、ものすごくリアルに再現されています。
距離感があるところとか
それに気づかないような振りをするところとか
わざとらしく振る舞って、その距離を埋めようとするところとか
でも、埋まらない、というか、詰め切れないところとか。
「ほんっとうまいよなー」
ハワイのホテルの、無駄にふかふかなベッドの上で、うなってしまいました。
ちなみに、これ、もう映画化されているそうです。
しかも、主演の二人が、井浦新と窪塚洋介。
https://www.youtube.com/watch?v=O9_3Ju3Ded4
…すごいですよね。誰がこのキャスティングしたんでしょうか。
いや、だって、この二人って「ピンポン」の二人ですよ。
スマイルとペコですよ。11年ぶりの共演なんですよ。
それが、10何年振りに再会する友人役?
前田さん、すごい。
ますます尊敬します。
早速DVD頼んじゃいました。
できれば、映画館で観たかった―。
2015年2月20日金曜日
2015年2月19日木曜日
ハワイでも死ねる自信がある。
2/11~2/16までハワイに出かけてきました。
幼い子供と一緒だったこともあり、
特に観光するでもなく、何をするでもなく
街をぶらぶらして、ビーチで遊んで、
贅沢な時間の使い方をしてきました。
基本的に、英語がしゃべれないので
しゃべれる人におんぶにだっこなのですが
四六時中、一緒というわけにもいきません。
なわけで、つたない英語をつかって
ご飯を食べたり、買い物したり、
バスにのったり、散歩したり。
もちろん、不便もあります。
会計を分けてほしいってなんて言うんだ、とか。
ATMからお金を下ろすのどうやるんだろう、とか。
サンダルがNGのレストランは、スニーカーもダメなの、とか。
チップっていくら、どうやってあげればいいんだ、とか。
…つくづく「無力だなあ」と思いました。
クレジットカードとパスポートがなかったら、
英語がしゃべれないから、というのもありますけど、
それ以前に、根本的に、無力なんですね。
コミュニケーションが下手すぎて。
日本にいると、コミュニケーションって全然必要ないですから。
退化してるなあと実感しました。
3歳の息子は、そんな父親を後目に
「アロハ~!」「グッジョーブ!」
覚えたての英語を駆使しはじめます。…子供ってすごい。
よく海外旅行はいいよ、なんて聞きますが、
それまでは、私には何がいいんだかよく分かりませんでした。
でも、もしかしたら、そうやって
「自分は無力なんだ」と感じることが大事なのかもしれません。
「自分の思いを伝えるのはとても難しいことだ。
でも、それを怠ると死んでしまうから、頑張るしかない」
その真理はモノを書く上でもとても大切な心構えの一つだと思います。
幼い子供と一緒だったこともあり、
特に観光するでもなく、何をするでもなく
街をぶらぶらして、ビーチで遊んで、
贅沢な時間の使い方をしてきました。
基本的に、英語がしゃべれないので
しゃべれる人におんぶにだっこなのですが
四六時中、一緒というわけにもいきません。
なわけで、つたない英語をつかって
ご飯を食べたり、買い物したり、
バスにのったり、散歩したり。
もちろん、不便もあります。
会計を分けてほしいってなんて言うんだ、とか。
ATMからお金を下ろすのどうやるんだろう、とか。
サンダルがNGのレストランは、スニーカーもダメなの、とか。
チップっていくら、どうやってあげればいいんだ、とか。
…つくづく「無力だなあ」と思いました。
クレジットカードとパスポートがなかったら、
俺このまま死ぬかも、と思いました。
それ以前に、根本的に、無力なんですね。
コミュニケーションが下手すぎて。
日本にいると、コミュニケーションって全然必要ないですから。
退化してるなあと実感しました。
3歳の息子は、そんな父親を後目に
「アロハ~!」「グッジョーブ!」
覚えたての英語を駆使しはじめます。…子供ってすごい。
よく海外旅行はいいよ、なんて聞きますが、
それまでは、私には何がいいんだかよく分かりませんでした。
でも、もしかしたら、そうやって
「自分は無力なんだ」と感じることが大事なのかもしれません。
「自分の思いを伝えるのはとても難しいことだ。
でも、それを怠ると死んでしまうから、頑張るしかない」
その真理はモノを書く上でもとても大切な心構えの一つだと思います。
でも、やっぱり英語ぐらいしゃべれた方がいいな、とも思ったけど。
・・・勉強しようかなあ。
2015年2月10日火曜日
前田司郎さん『生きてるものはいないのか』を読む
作は前田司郎さん。
NHKドラマ「徒歩7分」の演出・脚本を手がけている方です。
「こんなすごいのを作る人が今まで無名だったはずがない」
と思い調べてみたとこら、やっぱり有名でした。
いくつか作品があったのですが、
その中でひときわ目をひいたのが
「生きてるものはいないのか」です。
これは戯曲で、前田さん自身の演出で舞台化もされており、
2007年に演劇界の芥川賞と呼ばれる
「岸田國士戯曲賞」を受賞しています。
あらすじだけ言うと、
「どんどん人が死んでいく」という話です。
そんだけ?という感じもしますが、
そんだけです。
ホラーでもなければ、サスペンスでもありません。
しいて言うなら、不条理劇です。でも、どこかコミカルです。
二股で女に責められている男、
赤ちゃんを下ろすか産むか悩んでいる女、
刑務所帰りに義理の妹に会いに来た男、
結婚式の披露宴の出し物に悩んでいる学生、
大学に通う現役のアイドル、同性愛者の男etc
劇には20名近くの色んな人が出てきます。
みんな、それぞれに思い悩んでいます。
大体はくだらないことですが、その人なりに、悩んでいます。
でも、何の前触れもなく、いきなりのたうち回って死にます。
死ぬ理由は「ウイルス」というだけで、詳しい説明はほぼありません。
普通のドラマなら、ここで「原因究明」→「解決」となるのですが、この劇は違います。
※「根っこ」を見せないというのは、前田さんの作品に共通しているのかもしれません
何だかよく分からない間に、ばたばた死んでいきます。
カッコよくもないし、華々しくもありません。
どちらかというと、みっともなく死んでいきます。
面白いなあと思ったのは、
「死んだ人が舞台に転がったまま」ということ
これ、よく考えてみたら、斬新ですよね。
実際には死んでないけど、死んでる体で、ずっと横たわるんですよ。
映画じゃなくて、演劇だからこその面白さだと思います。
もし、ライブの劇で見てたら…
僕なんかへそ曲がりだろうから、
「こいつ動かないかなあ」なんて死体役の人をじろじろ見てたかも。
結局、何が言いたかったのか、
劇中では明かされませんでした。
でも、とにかく面白かったです。
僕が思ったのは
・訳が分からず生きている人は、訳が分からないまま死んでいく。
・ほとんどの人間は、死んだように生きている。
・生きるということは、日々、死に向かっているということだ。
みたいなところでしょうか。
何より、タイトルがいいですよね。
『生きてるものはいないのか』
渋谷の雑踏で叫んだだけで、現代社会に波紋を呼びそうです。
NHKドラマ「徒歩7分」の演出・脚本を手がけている方です。
「こんなすごいのを作る人が今まで無名だったはずがない」
と思い調べてみたとこら、やっぱり有名でした。
いくつか作品があったのですが、
その中でひときわ目をひいたのが
「生きてるものはいないのか」です。
これは戯曲で、前田さん自身の演出で舞台化もされており、
2007年に演劇界の芥川賞と呼ばれる
「岸田國士戯曲賞」を受賞しています。
あらすじだけ言うと、
「どんどん人が死んでいく」という話です。
そんだけ?という感じもしますが、
そんだけです。
ホラーでもなければ、サスペンスでもありません。
しいて言うなら、不条理劇です。でも、どこかコミカルです。
二股で女に責められている男、
赤ちゃんを下ろすか産むか悩んでいる女、
刑務所帰りに義理の妹に会いに来た男、
結婚式の披露宴の出し物に悩んでいる学生、
大学に通う現役のアイドル、同性愛者の男etc
劇には20名近くの色んな人が出てきます。
みんな、それぞれに思い悩んでいます。
大体はくだらないことですが、その人なりに、悩んでいます。
でも、何の前触れもなく、いきなりのたうち回って死にます。
死ぬ理由は「ウイルス」というだけで、詳しい説明はほぼありません。
普通のドラマなら、ここで「原因究明」→「解決」となるのですが、この劇は違います。
※「根っこ」を見せないというのは、前田さんの作品に共通しているのかもしれません
何だかよく分からない間に、ばたばた死んでいきます。
カッコよくもないし、華々しくもありません。
どちらかというと、みっともなく死んでいきます。
面白いなあと思ったのは、
「死んだ人が舞台に転がったまま」ということ
これ、よく考えてみたら、斬新ですよね。
実際には死んでないけど、死んでる体で、ずっと横たわるんですよ。
映画じゃなくて、演劇だからこその面白さだと思います。
もし、ライブの劇で見てたら…
僕なんかへそ曲がりだろうから、
「こいつ動かないかなあ」なんて死体役の人をじろじろ見てたかも。
結局、何が言いたかったのか、
劇中では明かされませんでした。
でも、とにかく面白かったです。
僕が思ったのは
・訳が分からず生きている人は、訳が分からないまま死んでいく。
・ほとんどの人間は、死んだように生きている。
・生きるということは、日々、死に向かっているということだ。
みたいなところでしょうか。
何より、タイトルがいいですよね。
『生きてるものはいないのか』
渋谷の雑踏で叫んだだけで、現代社会に波紋を呼びそうです。
2015年2月6日金曜日
2015年2月5日木曜日
何度もいいますが、NHKドラマ「徒歩7分」が面白い(火曜午後11:15~11:45)
以前にも一度取り上げましたが、
NHKのドラマ「徒歩7分」がものすごい面白いです。
全8回で、先日までに5回まで放送されましたが
「なぜ面白いのか」
改めて、もう一度考えてみました。
◆バックボーンが一切提示されない
依子は引きこもりのストーカーです。
・なぜ、引きこもりになっているのか。
・なぜ、ストーカーになっているのか。
普通なら、「バックボーン(動機・理由)」に焦点が当てられ、
ドラマが進むにつれて、それが明らかになるはずなのですが
一向に明らかになる気配がありません。
依子に限らず、他の登場人物もみなそうです。
お節介な隣人も、依子を間違ってストーカーしていた男も
口の悪い妹も、コミュニケーション過多な階下の弁当屋も、
「なぜ、そういう人生を送っているのか」
バックボーンが一切提示されません。
シナリオとしてはかなり異質です。
シナリオはドラマを描くもので、そこには必ず、
人生を左右する決定的転換点(ターニングポイント)
というものが求められます。
分かりやすく言うなら、
「このキャラは、こうだから、こうなった」
「こうなったから、こうなる」
と見ている人に納得感をもってもらう必要があるわけです。
でも、考えてみれば、
実際の人生って、そういうわけにはいきませんよね。
誰もが自分のターニングポイントを知っているわけではないし、
何となく生きてきて、気づいていたら、こんな風になっている、みたいな。
それが現実です。
今、あなたの目の前に依子のような人がいたとして
「あなたはどうしてそうなったの」と聞いても、
たぶん、あいまいな答えを返してくるだけだと思います。
そもそも、あなただって、そこまで突っ込んだことを聞けませんよね。
他のドラマは、ドラマだから、どんどん突っ込んで聞いてますけど、
本来、トラウマなんて、怖くて聞けないはずなんです。
だから、ある意味、徒歩7分は
とても現実的なドラマだと言えます。
見ている側は
「どうして、この人はこうなったのか」
考えをめぐらせるしかありません。
だからこそ、もどかしくて、
だからこそ、リアリティがあるのだと思います。
次の放送日は2/10(火)。
「なぜ、こんなに面白いのか」
理由はきっとまだあるはずです。
まだまだ、考えてみたいと思います。
NHKのドラマ「徒歩7分」がものすごい面白いです。
全8回で、先日までに5回まで放送されましたが
「なぜ面白いのか」
改めて、もう一度考えてみました。
◆バックボーンが一切提示されない
依子は引きこもりのストーカーです。
・なぜ、引きこもりになっているのか。
・なぜ、ストーカーになっているのか。
普通なら、「バックボーン(動機・理由)」に焦点が当てられ、
ドラマが進むにつれて、それが明らかになるはずなのですが
一向に明らかになる気配がありません。
依子に限らず、他の登場人物もみなそうです。
お節介な隣人も、依子を間違ってストーカーしていた男も
口の悪い妹も、コミュニケーション過多な階下の弁当屋も、
「なぜ、そういう人生を送っているのか」
バックボーンが一切提示されません。
シナリオとしてはかなり異質です。
シナリオはドラマを描くもので、そこには必ず、
人生を左右する決定的転換点(ターニングポイント)
というものが求められます。
分かりやすく言うなら、
「このキャラは、こうだから、こうなった」
「こうなったから、こうなる」
と見ている人に納得感をもってもらう必要があるわけです。
でも、考えてみれば、
実際の人生って、そういうわけにはいきませんよね。
誰もが自分のターニングポイントを知っているわけではないし、
何となく生きてきて、気づいていたら、こんな風になっている、みたいな。
それが現実です。
今、あなたの目の前に依子のような人がいたとして
「あなたはどうしてそうなったの」と聞いても、
たぶん、あいまいな答えを返してくるだけだと思います。
そもそも、あなただって、そこまで突っ込んだことを聞けませんよね。
他のドラマは、ドラマだから、どんどん突っ込んで聞いてますけど、
本来、トラウマなんて、怖くて聞けないはずなんです。
だから、ある意味、徒歩7分は
とても現実的なドラマだと言えます。
見ている側は
「どうして、この人はこうなったのか」
考えをめぐらせるしかありません。
だからこそ、もどかしくて、
だからこそ、リアリティがあるのだと思います。
次の放送日は2/10(火)。
「なぜ、こんなに面白いのか」
理由はきっとまだあるはずです。
まだまだ、考えてみたいと思います。
2015年2月2日月曜日
「!」しない生活
携帯のメールしかり、
PCのメールやメッセージ全般に言えることですが、
「!」を使いすぎている気がしませんか?
というのも、↓を見ていて気づいたんです。
http://www.welluneednt.com/
これは村上春樹さんが読者からの質問・相談にお応えする
「村上さんのところ」というスペシャル企画です。
※1/31で申込みは終了しました。
毎日10~20位の質問に
村上さんがごく簡単に、でも丁寧に、
お返事をしたためているのですが、
その文章を見ていて、気づいたんです。
「!」がないってことに。
私は仕事柄、メールでやりとりする場合が多いのですが、
メールに必ず「!」を入れています。意図的に。時に無意識に。
「!」に意味なんてないじゃんとお思いかもしれないですが
「ありがとうございます。」
「ありがとうございます!」
字面だけ見ると、やっぱり印象値が違うんです。
後者の方が本当に感謝しているように見えるんですね(見えるだけなんですけど)。
多分、私自身、受け取り手としてそう思っているから
書き手としても「!」を乱発してしまうんでしょうが
村上さんのメールを見ていたら、
「!」な気分でもないのに「!」を使っている自分に
我ながら節操がないなあと。
時には、使いたくもないのに使ってる時もあるわけで。
何ででしょうね~。
別にいいじゃんそれぐらいって気もしますが。
そこまでして、気に入られたいんですかね。
実生活では、「!」することなんて、ほとんどないんですがね。
息子と一緒にいるときは、「!」ばっかりですけど。
PCのメールやメッセージ全般に言えることですが、
「!」を使いすぎている気がしませんか?
というのも、↓を見ていて気づいたんです。
http://www.welluneednt.com/
これは村上春樹さんが読者からの質問・相談にお応えする
「村上さんのところ」というスペシャル企画です。
※1/31で申込みは終了しました。
毎日10~20位の質問に
村上さんがごく簡単に、でも丁寧に、
お返事をしたためているのですが、
その文章を見ていて、気づいたんです。
「!」がないってことに。
私は仕事柄、メールでやりとりする場合が多いのですが、
メールに必ず「!」を入れています。意図的に。時に無意識に。
「!」に意味なんてないじゃんとお思いかもしれないですが
「ありがとうございます。」
「ありがとうございます!」
字面だけ見ると、やっぱり印象値が違うんです。
後者の方が本当に感謝しているように見えるんですね(見えるだけなんですけど)。
多分、私自身、受け取り手としてそう思っているから
書き手としても「!」を乱発してしまうんでしょうが
村上さんのメールを見ていたら、
「!」な気分でもないのに「!」を使っている自分に
我ながら節操がないなあと。
時には、使いたくもないのに使ってる時もあるわけで。
何ででしょうね~。
別にいいじゃんそれぐらいって気もしますが。
そこまでして、気に入られたいんですかね。
実生活では、「!」することなんて、ほとんどないんですがね。
息子と一緒にいるときは、「!」ばっかりですけど。
2015年1月30日金曜日
映画目録「ラリー・フリント」
<あらすじ>
ストリップのショーパブのオーナーを務めるラリー・フリント。店の会報誌としてヌード写真集「ハスラー」を作ったところ、大うけ。あれよあれよという間に億万長者になるが、ある日、猥褻容疑で逮捕されてしまい、全米から反社会的のレッテルを貼られる。挙句に何者かに撃たれて下半身不随になってしまう。しかし、反省・後悔することもなく、ますます攻撃的になるフリント。ついに弁護士からも見捨てられてしまい、最愛の妻もエイズになってしまう。
※実在のポルノ王と呼ばれる「ラリー・フリント」の半生を描いたそうです。
<多分ここが面白いところ>
・2時間の間にフリントの立場が、貧乏→大富豪→犯罪者→世の中のはみだしもの→表現の自由のシンボル→半身不随というように、ジェットコースターのように変化していきます。でも、当のフリントは何も変わっていないところが面白いです。基本的には一貫して「野蛮」です。主義も主張もへったくれもないんですね。陰部の撮影についても「撮ったらダメ」って言われたから撮ってやる、みたいな。基本的に「ダメ」と言われると、猛烈にやりたがるんです。著名な聖職者をパロってマザーファッカー呼ばわりしたり、裁判所に星条旗でできたオムツを履いて出廷したり、法廷で保釈金をぶちまけたり。「アマデウス」のモーツァルトしかり、「カッコーの巣の上で」のマクマーフィ―しかり、ミロス・フォアマンという監督は、こういう人が好きなんでしょうね。私も大好きです。
・そんなフリントの、唯一の泣き所が妻の「アリシア」です。フリント以上に自由で奔放。フリントが他の女と寝るように、アリシアも他の男と寝ちゃうんです。ついには薬物中毒、さらにエイズになって、社会的に孤立してしまうのですが、フリントはそれでも彼女を守るんです。大豪邸の一番厳重な部屋に、一緒に引きこもるわけです。そして壊れていくアリシアを少しでも楽しませようと、無茶くちゃやるんですね。私は「ラリー・フリント」という作品について、観る前は「自由への戦いのドラマだろう」と思っていましたが、観終わった今は、「自由への戦いを挑んだフリントとアリシアの純愛ドラマ」と思っています。
<印象的なシーン>
アリシアが死ぬシーンですね。フリントが本心で取り乱すのは、あそこぐらいじゃないでしょうか。水中を漂うアリシアも、美しく撮られていました。
ストリップのショーパブのオーナーを務めるラリー・フリント。店の会報誌としてヌード写真集「ハスラー」を作ったところ、大うけ。あれよあれよという間に億万長者になるが、ある日、猥褻容疑で逮捕されてしまい、全米から反社会的のレッテルを貼られる。挙句に何者かに撃たれて下半身不随になってしまう。しかし、反省・後悔することもなく、ますます攻撃的になるフリント。ついに弁護士からも見捨てられてしまい、最愛の妻もエイズになってしまう。
※実在のポルノ王と呼ばれる「ラリー・フリント」の半生を描いたそうです。
<多分ここが面白いところ>
・2時間の間にフリントの立場が、貧乏→大富豪→犯罪者→世の中のはみだしもの→表現の自由のシンボル→半身不随というように、ジェットコースターのように変化していきます。でも、当のフリントは何も変わっていないところが面白いです。基本的には一貫して「野蛮」です。主義も主張もへったくれもないんですね。陰部の撮影についても「撮ったらダメ」って言われたから撮ってやる、みたいな。基本的に「ダメ」と言われると、猛烈にやりたがるんです。著名な聖職者をパロってマザーファッカー呼ばわりしたり、裁判所に星条旗でできたオムツを履いて出廷したり、法廷で保釈金をぶちまけたり。「アマデウス」のモーツァルトしかり、「カッコーの巣の上で」のマクマーフィ―しかり、ミロス・フォアマンという監督は、こういう人が好きなんでしょうね。私も大好きです。
・そんなフリントの、唯一の泣き所が妻の「アリシア」です。フリント以上に自由で奔放。フリントが他の女と寝るように、アリシアも他の男と寝ちゃうんです。ついには薬物中毒、さらにエイズになって、社会的に孤立してしまうのですが、フリントはそれでも彼女を守るんです。大豪邸の一番厳重な部屋に、一緒に引きこもるわけです。そして壊れていくアリシアを少しでも楽しませようと、無茶くちゃやるんですね。私は「ラリー・フリント」という作品について、観る前は「自由への戦いのドラマだろう」と思っていましたが、観終わった今は、「自由への戦いを挑んだフリントとアリシアの純愛ドラマ」と思っています。
<印象的なシーン>
アリシアが死ぬシーンですね。フリントが本心で取り乱すのは、あそこぐらいじゃないでしょうか。水中を漂うアリシアも、美しく撮られていました。
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