現在、コピーライターとして働く傍ら、
「シナリオライター」になるため、
表参道にあるシナリオ専門のスクールに通っています。
このブログを書き始めたころは、
広告代理店に勤務するコピーライターでした。
脚本のことなんて、これっぽっちも考えたことはありません。
「シナリオ書こうかな」
と最初に思ったのは2011年のことです。
僕がすごく好きな映画に
「おくりびと」という映画があるのですが
ある時、本屋でその脚本を手にする機会がありました。
脚本を読むのは初めてだったのですが
案外、スラスラ楽しく読め、
「これなら自分にも書ける」と思ったのがきっかけです。
無知ほど恐ろしいものはない、と言いますが、
今考えると相当恐れ知らずですね(汗)。
おくりびとの脚本家はコピーライターとしても有名な
「小山薫堂」さんなのですが、それも大きかったかもしれません。
「コピーって脚本もいけるんじゃん」って
これまた壮大な勘違いをしたわけです。
当時、コピーライターとしての自分に
行きづまりを感じていたこともあり、その後、
仕事は片手間にして、3ヶ月ぐらいかけて、
「おくりびと」の脚本を見ながら、見よう見まねで脚本を書きました。
当然ですが、基礎もへったくれもありません。
今読み返すと、めちゃくちゃなのですが
それが、どういうわけか、WOWOWシナリオ大賞で最終選考まで残りました。
500本近い応募作の中の10本に選ばれたのです。
「おめでとうございます。最終選考まで残りましたよ」
事務局からの一本の電話。人生の方向性を大きく変えた瞬間でした。
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