2014年9月29日月曜日

回顧録「シナリオライターを目指すようになったきっかけ」

現在、コピーライターとして働く傍ら、
「シナリオライター」になるため、
表参道にあるシナリオ専門のスクールに通っています。

このブログを書き始めたころは、
広告代理店に勤務するコピーライターでした。
脚本のことなんて、これっぽっちも考えたことはありません。

「シナリオ書こうかな」
と最初に思ったのは2011年のことです。

僕がすごく好きな映画に
「おくりびと」という映画があるのですが
ある時、本屋でその脚本を手にする機会がありました。

脚本を読むのは初めてだったのですが
案外、スラスラ楽しく読め、
「これなら自分にも書ける」と思ったのがきっかけです。

無知ほど恐ろしいものはない、と言いますが、
今考えると相当恐れ知らずですね(汗)。

おくりびとの脚本家はコピーライターとしても有名な
「小山薫堂」さんなのですが、それも大きかったかもしれません。
「コピーって脚本もいけるんじゃん」って
これまた壮大な勘違いをしたわけです。

当時、コピーライターとしての自分に
行きづまりを感じていたこともあり、その後、
仕事は片手間にして、3ヶ月ぐらいかけて、
「おくりびと」の脚本を見ながら、見よう見まねで脚本を書きました。

当然ですが、基礎もへったくれもありません。
今読み返すと、めちゃくちゃなのですが
それが、どういうわけか、WOWOWシナリオ大賞で最終選考まで残りました。
500本近い応募作の中の10本に選ばれたのです。

「おめでとうございます。最終選考まで残りましたよ」
事務局からの一本の電話。人生の方向性を大きく変えた瞬間でした。

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